ベナン北部でフランス人が行方不明、イスラム過激派が誘拐か

ベナン北部でフランス人観光客2人が1日に行方不明となった事件で、ガイドを務めた現地人が4日、遺体で発見された。イスラム過激派による誘拐の可能性が強まった。
ベナンはナイジェリアの西側に位置し、南はギニア湾に面しており、北はブルキナファソと国境を接している。行方不明になったフランス人2名は、10日程度の予定で現地を訪れた教員で、北部のペンジャリ国定公園を旅行中に姿を消した。この地方のイスラム過激派の活動は、フランス軍が軍事協力作戦を継続展開中のマリが本場だが、2012年以降は過激派が南下し、ブルキナファソに勢力を拡大していた。事件に関わっていたのがイスラム過激派であるなら、ベナンにまで勢力を伸ばしていることになる。
ベナンは長らく、アフリカにおける民主制の優等生とみなされ、地域の安定の核と目されてきた。ただ、4月28日の総選挙は野党勢力がボイコットする中で行われ、選挙後には暴動騒ぎに発展するなど、社会情勢は不穏の度を増している。そうした中で、北部地方において治安当局の警戒が手薄になり、それにイスラム過激派勢力が乗じて活動を活発化させている可能性もある。