シャンボール城でレオナルド・ダビンチの死去500周年式典

5月2日はレオナルド・ダビンチ(1452-1519)の死去500周年にあたり、仏シャンボール城で記念式典が行われた。シャンボール城はフランソワ1世の治世(16世紀の前半)に建設されたフレンチ・ルネサンス様式の城で、王の客人として当時フランスに滞在していたレオナルド・ダビンチが二重らせんの階段などを設計したといわれている。
式典にはマクロン仏大統領とマッタレッラ伊大統領が出席し、仏伊両国に偉大な足跡を残したルネサンスの天才を偲ぶとともに、仏伊の友好関係を強調した。イタリアでポピュリスト政府が発足して以来、仏伊関係は冷却し切っているが、マッタレッラ大統領はキリスト教民主系で、反欧州派の政府とは一線を画す姿勢を明確にしている。
またレオナルド・ダビンチの業績を称えることは、欧州議会選挙を間近に控えて、国境を超えて活躍する欧州人のイメージを称揚する機会ともなった。マクロン大統領に招かれて、欧州宇宙機関のユニフォームを着て式典に出席した仏人宇宙飛行士のトマ・ペスケ氏は、「レオナルド・ダビンチは、芸術、科学、文化が国境を超えて我々を結びつけることを理解した最初の欧州人だった。現代に生きていたら、欧州の宇宙飛行士になっていたかも知れない」と発言した。