フランス人のバター離れ

フランスは1人当たりのバター消費量が年8kgに達するバター消費国だが、このところ、家庭でのバター消費が後退している。2018年には初めてバター販売量が前年比で4%減少した。仏CREDOC(消費調査)によると、朝食を取る人が減った上、バターを付けるパン食が減った上、バター以外のものを使うようになっている。また2017年に起きた世界的なバター不足を背景とする価格上昇もバター消費に影響を与えた。価格上昇は2018年も続き、業界2位の仏ペイザン・ブルトンでは、流通業者への卸価格の上昇が2017年の22%に続き、2018年には25%に達した。高いバターからマーガリンへの切り替えも進み、マーガリン消費は2018年に4.5%増加した。ただし、生産量はバターの12万6000トンに対して、マーガリンは1万1000トンに留まる。なおバターの小売価格はマーガリンの3倍弱。