サンドニに都市型農場がオープン

パリ北郊のサンドニ市内(セーヌサンドニ県)で4月25日、3.7ヘクタールの都市近郊型農場がオープンする。この農地で野菜を栽培していた人が2016年に引退した後、サンドニ市が実施したプロジェクト募集を経て、農業経営者のロロー氏が2017年に25年間の用地使用の権利を取得し、新農場の開所に向けた工事が行われていた。ロロー氏は、パリ郊外のイブリーヌ県で、同様の趣旨の施設「ギャリー・ファーム」を経営している。今回のプロジェクトには160万ユーロを投資し、パリ首都圏も27万ユーロを拠出した。
農場ではこれまではサラダ菜の単一栽培が行われていたが、今後は野外と新設した温室(水耕栽培)で多様な野菜の栽培に取り組む。オーガニックの認定を受けてはいないが、農薬は使用されておらず、ここで栽培された野菜は低価格で直販される。野菜栽培のほかに、子供・成人向けの野菜栽培教室、家畜とのふれあいの場、パン、バターの製造などの各種のイベントが企画されている。このほか、ライフサイエンスの高等教育機関AgroParisTechと協力して、都市近郊型農業の問題である土壌の重金属問題などの研究にも取り組む。