ナンシー美術館から盗難のシニャックの絵画、ウクライナで発見

2018年5月にナンシー美術館から盗難されたシニャックの絵画がウクライナで発見された。23日にキエフのフランス大使館で返還式が行われた。
盗難された絵画は、シニャックが1915年に描いた油彩画「ラロシェル港」(46×55cm)。点描の技法を用いて港の風景を描いた作品で、150万ユーロの評価額がつけられていた。2018年5月24日に盗難され、1年近くに渡り行方不明となっていた。監視カメラの死角に位置する作品を短時間で持ち去った手口から、プロの犯行と考えられていた。
ウクライナ警察はこの絵画を、宝石商殺害の容疑者の家で発見した。欧州で昨年に盗難された絵画の買い手を探しているグループがあるとの情報を掴み、容疑者宅を捜索して発見した。ほかにも美術品数点が押収されたという。
盗難された絵画は、もとは、アールヌーボーのガラス細工で有名なエミール・ガレの所蔵品で、合計117点の美術品が地元のナンシー美術館に未亡人を通じて寄贈されていた。