パリ・ブロックチェーン・ウィークが開幕

ルメール経済相は4月15日、経済省内で「パリ・ブロックチェーン・ウィーク」の開幕を宣言する式典を開いた。1週間に渡り、パリで1500者程度の関係者が集まり、ブロックチェーンの振興を目的とする各種のイベントが開催される。
政府はブロックチェーン技術の利用拡大をにらんで、関連業界の育成や研究の推進など様々な努力に取り組んでいる。ルメール経済相は、いずれにせよブロックチェーンは今後、世界を変える大きな力になるとし、この分野で大手による寡占が出現するのを避ける意味でも、フランスは先進性を確保する必要があると強調。分散型の台帳技術として、ブロックチェーンには、民主的な規制のあり方を実現する潜在力もあると説明した。
政府は、今回のイベントを、ブロックチェーン振興に向けた法令整備の実績などについて世界に向けて報知をする機会として捉えている。例えば、先に国会で最終的に可決された通称PACTE法案では、仮想通貨ICOに関する法的枠組みが設定されており、9月には、仏AMF(金融市場監督機関)による新制度運用の準備が整うという。仮想通貨資産の税制条の枠組みも、予算法を通じて整備されることになっている。政府はこのほか、建設、食品加工、エネルギーの3部門におけるブロックチェーン活用を支援しており、イノベーション基金(45億ユーロ)などを通じて資金援助を行っている。ANFR(全国周波数庁)も、周波数管理用にブロックチェーンを取り入れたソリューションの開発を進めている。