テレビ視聴時間、世界94ヵ国で1日2時間55分:欧米では後退目立つ

ユーロデータTVワールドワイド(仏メディアメトリ傘下)の集計によると、世界94ヵ国におけるテレビ視聴時間(リアルタイム放送とキャッチアップ放送)は2018年に、1日につき平均で2時間55分となり、前年比で1分間減少した。アジア諸国とアフリカ諸国での増加が、米欧などの減少を相殺した格好になった。
米国では、前年比で12分減の3時間54分に後退。2017年の15分減に続いて大きく後退した。一時は4時間30分を超えていたが、この数年間で30分余り減少したことになる。
欧州では、2018年に3分減の3時間45分となり、やはり2017年の4分減に続いて後退した。フランスでは6分減の3時間36分となった(パブリシス・メディア調べ)。フランスの場合、2018年には気候が良好だったなどの要因もあるが、米欧とも、ネットフリックスのようなSVODの台頭がテレビ視聴を蚕食していることが大きい。半面、キャッチアップ放送の利用は31ヵ国で全体の8%を占めるまでに拡大しており、米英では7年間でシェア倍増を記録した。この統計におけるテレビ視聴時間には合算されていないテレビ受像機以外での視聴(フランスでは1日平均10分に上るものと推定されている)を含めて、テレビ視聴の細分化が進んでいることがうかがわれる。