クリストによる凱旋門の梱包アート、2020年に実現へ

現代アーティストのクリスト(1935-)による梱包アートが再びパリで実現することになった。今度は凱旋門が梱包される。
クリストは1985年にパリのポンヌフを梱包し、大きな成功を収めた。パリのポンピドー・センターは2020年にクリストの大規模な回顧展を予定しているが、これにあわせて、凱旋門梱包のインスタレーションが行われることが決まった。2020年4月6日から19日まで、ポリプロピレン製の巨大な繊維を赤い綱で結わえ付けるようにして凱旋門全体を包む梱包アートを実現する。
クリストはブルガリア出身で、亡命後に1958年から1964年までパリで暮らした。パリで出会った夫人のジャンヌクロード・クリストと二人三脚で、都市空間を占有するスケールの大きいインスタレーションを数多く手掛けてきた。夫人は10年前に死去したが、凱旋門の梱包は、夫人と共にパリ時代の1962年に構想した計画であり、それがようやく実現の運びとなった。ポンピドー・センターの協力を得て、必要な許可は短期間で取得できた。梱包の準備は5日間をかけてシャンゼリゼで行われ、50人余りのロッククライマーが梱包作業を担当する。費用は1200万ユーロかかるが、全額をクリストが負担する。