ロンドンを拠点とする仏人起業家、EU離脱の影響を指摘

英国のEU(欧州連合)離脱の見通しが混沌とするなか、英国に進出した仏スタートアップ100社の経営者を対象に3月に実施された調査で、自社事業がすでに英国のEU離脱の影響を受けていると感じている人は55%を超えていることが明らかになった。
人材確保の問題が最大の懸念事項に挙げられた。EU離脱により英国での就労が困難になることを懸念して、内定を辞退するケースなどが出ている。またスタートアップ企業が求めるような人材の英国への移動が減少しつつあることも人材調達を難している。離脱問題が持ち上がる以前から、こうした人材の間では在宅就労を望む傾向が強まり、国境を越える人材の移動が鈍化しつつあったが、離脱はこうした動きに拍車をかけている。ポンドの変動も懸念要因に挙げられている。
ただしロンドンを拠点とする仏の起業家達の間では、見通しの不確かさにもかかわらず、英国政府が現実的な解決策を見つけることに期待する楽観的な見解も強い。