「国会議員は働かない」は本当か

国会議員はろくに仕事をしていないという論調が根強くある。去る16日未明に重要法案が下院を通過した際にも、投票に参加したのは45人とわずかだった。最終的な採択は儀式的な性質のものであり、こうした状況は以前からあるが、「黄色蛍光ベスト」の参加者などは、これを根拠に政治不信を正当化し、議員などいらないとの主張を展開している。
議員の仕事ぶりを把握する試みは様々あり、28日にも「アルカディ」プロジェクトの調査報告が発表された。ジャーナリストなどが参加してまとめられたこの報告書によると、議員の週勤務時間は50時間から100時間に及び、仕事はむしろ多い。議場にいるのだけが仕事ではなく、小委員会や調査委員会の活動や、修正案の作成・提出など、国会中継では見えない場所での仕事がむしろ大きい。議員の仕事のボリュームを数値化する試みとしては、インターネットサイト「nosdeputes.fr」があり、修正案や議員立法法案の数、口頭発表の時間などがまとめて公開されている。ただ、こうしたバロメーターを意識して、議員の中には、数値を稼ぐことを目的とする活動を増やすという本末転倒な傾向も見受けられるといい、本当に国民のために貢献する議員のあり方が改めて問われている。