流浪民ロマ人を狙った襲撃事件が相次いで発生、ネット上の噂が原因

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト欧州レポート

インターネットで拡散している噂が原因となり、流浪民のロマ人が襲撃を受ける事件がパリ北郊外を中心に相次いでいる。26日には、セーヌ・サンドニ県とバルドワーズ県で数件の襲撃事件が発生。ロマ人が不法占拠する住居を人々が集団で襲撃し、破壊や放火をするといった魔女狩りの様相を呈している。同日には19人が逮捕され、警察官2人が負傷した。
しばらく前からインターネット上では、ロマ人が白いバンで少年少女を誘拐し、臓器を摘出したり売春を強要するなどしているとの噂が流布しており、これが事件の引き金となっている。当局は、ロマ人による未成年者の誘拐容疑の案件は一切発生していないと発表、住民らの懸念に応えて、警察官によるパトロールを強化するなど対策を講じていると説明しているが、住民の中には、むしろ噂の方を信じて陰謀説になびく人も多く、騒ぎはまだ収まりそうにない。