留学生受け入れでフランスの地位が低下

フィリップ首相は11月に、外国人留学生受け入れに関する国際競争に打ち勝つことをフランスの課題に掲げたが、留学生支援機関であるフランス政府留学局(Campus France)の調査によると、「フランスの留学生誘致力は低下している」という。
欧州連合(EU)の教育助成プログラム「エラスムス・プラス」の枠内での留学生受け入れ状況(2016年)をみると、フランスの受け入れ数は2万7742人で、2011年と比べて4%の減少を記録した。スペイン(4万7138人、2011年比で20%増)、ドイツ(3万2876人、18%増)、英国(3万1243人、21%増)に次いで4位につけているものの、他のEU加盟国の受け入れ数が軒並み増加しているなかで、唯一減少した。5位のイタリア(2万5108人、24%増)との差も僅差にすぎない。
より全体的な外国人留学生の受け入れでも、フランス(2016年に24万5000人)はドイツ(24万4000人)、ロシア(24万3000人)、カナダ(18万9000人)などとの競争で劣勢に立ちつつある。フランスは2027年に50万人の留学生受け入れを目指しているが(現在は32万4000人)、ドイツは昨年に35万人を達成したといい、カナダは現在49万5000人を受け入れているという。フランスでは英語の教育プログラムが不足していることや、留学生向けの住居の斡旋などが充実していないことがハンデとされる。