パリ市議会選(2020年):イダルゴ現市長が意外に健闘

2020年に行われる統一市町村選挙では、パリ市の選挙の行方が注目されている。日曜紙JDDが24日付で公表した世論調査によると、社会党のイダルゴ現市長が、対立候補が誰になっても首位になるとの結果が得られた。これによると、イダルゴ市長の率いる候補リストは得票率が25%で、グリボー政府報道官が率いる与党LREM・中道MODEMの23%を上回る。保守野党の共和党(ベルトゥー氏が率いると仮定した場合)は14%で、これに環境派のEELVが10%で続く。共和党をダティ元法相が率いた場合も、イダルゴ市長が24%、グリボー氏が22%、ダティ氏が16%という順になる。LREMでは、グリボー氏のほかにマジュビ・デジタル閣外相とビラニ下院議員が出馬に意欲を示しているが、両氏の場合はいずれも20%となり、グリボー氏よりも支持が低めになる。
イダルゴ市長の市政は昨年には混乱が続き、自転車シェアリングサービスの契約先変更に伴うサービスの悪化、EVシェアリングサービスの契約打ち切りに伴う係争など、批判を受ける場面も多かったが、支持は意外に衰えていないことがわかる。所属政党の社会党の凋落もあって、勝てる相手と見てか参戦を予告する者が相次いでいたが、挑戦者にとってそれほど楽な戦いではないことがうかがわれる。