即時送金サービス、普及始まる

即時送金のサービスが本格的に普及しつつある。年中無休・1日24時間体制で稼働し、指図から最大10秒後には送金を完了するというサービスで、欧州連合(EU)指令が義務付けた対応インフラの整備が終了し、導入が本格化した。BPCE銀行、クレディミュチュエル、ソシエテジェネラル(ネット専業子会社のブルソラマ・バンクとも)が既にサービスを開始。他行も今年中にはサービスを開始する予定となっている。
多くの銀行が有料サービスとして導入。1回につき80-100ユーロセントが課金される場合が多い。クレディミュチュエル・アルケアとブルソラマのみが無料サービスとして開始。ブルソラマは24時間に1回という縛りをつけているが、その解除を検討している。使い勝手の点では通常の送金と同じで、各行のサイトやアプリ経由で送金の指図ができる。ほとんどが仏国内の銀行口座への送金のみ(サービスを開始していない銀行の口座でも可)だが、導入で先行したBPCE銀行はSEPA圏内のユーロ建て口座への送金も取り扱っている。このほか、クレディミュチュエル・アルケアは、複数の仏銀行が共同で導入した決済サービス「Paylib」に即時送金を統合。フィンテックの競合並みの簡便で迅速なサービスを実現している。