ストラスブールのユダヤ・モニュメント、破壊行為は反ユダヤ主義とは無関係

ストラスブールのユダヤ教寺院跡地に設置されたモニュメントが破壊の被害を受けた件で、捜査当局は7日までに、反ユダヤ的な犯行ではなかったとの見解をまとめた。自動車が誤ってぶつかったものと判断した。事件を引き起こしたドライバーは6日に勾留の上で取り調べを受けたが、7日に釈放された。
ストラスブールのユダヤ教寺院は19世紀末に建立されたが、ナチス・ドイツによるアルザス併合を経て1940年に放火の被害を受け、破壊された。その跡地には、墓石のような形をした大理石のモニュメント(1.6トン)が設置されていたが、それが2日朝に台座から外れて斜めになっているのが発見されていた。反ユダヤ的な事案が相次いで発生している中だっただけに、事件は大きな反響を呼んでいた。
警察の調べによれば、モニュメントを破壊した車は、付近にあるディスコの客が運転していたもので、忘れ物を取りに戻ろうとバックしたところぶつかり、そのまま現場を後にしたという。運転手は6月に裁判所に召喚され、当て逃げなどの容疑で裁かれる。
アルザス地方では、この事件に続いて4日にも、幼稚園前などで反ユダヤ的な落書きが見つかっていた。無関係だった事件も含めて、事件が新たな行為を連鎖的に触発する状況が続いている。
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