プジョー、新型「208」でEV市場に復帰

3月のジュネーブモーターショーを控えて、フランスの代表的な人気小型車である「ルノー・クリオ」と「プジョー・208」の新型モデルが披露された。クリオは6月、208はその数ヵ月後に発売が予定される。クリオは欧州で最も人気があるコンパクトカーで2018年の欧州販売台数は33万6000台を記録し、競合の「フォルクスワーゲン・ポロ」(30万台)や「フォード・フィエスタ」(27万1000台)を上回った。208は23万台で4位につけた。またクリオと208は合計して、フランスの乗用車販売総数の10%近くを占める。
新型208で注目されるのは、初めてフルEV仕様のバージョンが登場したことで、これをもってプジョーは1990年代以来遠ざかっていたEV市場に復帰する。208のEVモデルはリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離(1回の充電での走行可能距離)は340km。208はガソリン車とディーゼル車も揃えた。将来的にガソリン車にはマイルドハイブリッド仕様も追加される見通し。プジョーではディーゼル車の是非については迷ったが、法人向けには需要がまだあると判断したという。一方、ルノーにはフルEVの「ゾエ」があるため、クリオのほうはEVバージョンは提供しない。