反ユダヤ主義を糾弾する抗議集会、各地で開催

反ユダヤ的な行為が増えていることに抗議する集会が19日、全国で開催された。パリのレピュブリック広場における集会には主催者側発表で2万人が参加。全国各地で行われた抗議行動にはそれぞれ数千人程度が参加した。
「黄色蛍光ベスト」の抗議行動が触発する形で、このところユダヤ人排斥を訴える落書きなど、反ユダヤ的な事案の発生が増えている。16日のパリでのデモでは、哲学者のアラン・フィンケルクロート氏が数人のグループにより、ユダヤ系であることを理由に侮辱と脅迫の言葉を浴びせられる事件があり、これが引き金となって、反ユダヤ主義を糾弾する今回の集会が開かれた。集会は主要政党が揃って呼びかけて実現、パリでの集会には、オランド前大統領やサルコジ元大統領も姿を見せた。
マクロン大統領は同日、アルザス地方クバツェンハイム市のユダヤ人墓地を訪問。同墓地ではちょうど同日朝に、ナチスの鉤十字の落書きが100点近くの墓標に記されているのが発見されたばかりで、大統領は急遽、この墓地を訪問した。大統領はこの機会に、こうした冒涜行為に厳しい処分で臨む考えを強調した。大統領は同日には、上下院議長を伴ってパリにあるユダヤ人虐殺メモリアルを訪問した。抗議集会には大統領本人は出席せず、フィリップ首相ら閣僚20人程度が出席した。