反ユダヤ的な事件が増加

反ユダヤ的な事件が増えている。カスタネル内相は11日、事件の現場を訪問し、反ユダヤ主義を糾弾した。
内相が訪れたのは、パリ郊外エソンヌ県サントジュヌビエーブデボワ市で、ユダヤ人青年のイラン・ハリミさんが2006年に瀕死の状態で見つかった場所を訪問した。ハリミさんは、ユダヤ人であることを理由に身代金要求を目的に誘拐され、殺害された。発見現場には追悼目的で植樹がなされていたが、2本の木がのこぎりで伐採されるなどの破壊行為の対象となっていたことが同日に発見されていた。このほか、パリ13区内にシモーヌ・ベイユ氏(ユダヤ人で強制収容所を経験)のパンテオン入りを記念して郵便ポストに描かれた同氏の肖像に、ナチスの鉤十字などの落書きがなされているのも見つかっている。
内相は訪問の機会に、反ユダヤ的な事案(侮辱、脅迫、破壊行為、暴行、殺人等)が2018年に541件発生したと発表。前年比で74%の大幅増を記録している。