ゴーン氏、ルノーでも不正か

日産自動車での不正容疑により東京拘置所に勾留されているカルロス・ゴーン前日産会長(前ルノー会長兼CEO)に関して、ルノーでも不正を行っていた可能性が初めて浮上した。ルノーはゴーン事件について昨年11月23日から社内調査に着手し、担当者が数回に渡り取締役会に中間報告を行ってきたが、不正の痕跡は見つかっていなかった。しかし2月6日の報告で、2016年10月8日にゴーン氏がベルサイユ宮殿のトリアノン宮殿で行った盛大な結婚式の費用に関して、会社資産乱用の疑いがあることが判明した。
ルノーは2016年6月にベルサイユ宮殿との間で、宮殿の改修費用の一部を負担するのと交換に宮殿から施設貸出などのサービスを受けるメセナ契約を結んでいた。ゴーン氏はこれを利用する形で、結婚式の会場としてトリアノン宮殿を「無償で」借りていた。トリアノン宮殿の貸出は通常なら5万ユーロほどかかるという。ゴーン氏が完全に私的な式典のために、ルノーのメセナ契約を利用したことは、会社資産乱用に当たる可能性があるとみられ、同社は近くこれを検察当局に届け出て、捜査を要請する方針。