パリの駐車監視の機能不全がやり玉に

パリ市の駐車監視業務を1年前に受託したStreeteo(駐車場運営大手Indigoの子会社)は、業務ミスの多発で批判を浴びている。パリ市の有料路上駐車の監視業務は同社とMooviaが受託し、Streeteo は20区中の14区を担当。ところが、料金を支払って駐車したドライバーに罰金を請求するなどのミスが多く、苦情が殺到し、市当局からも叱責を受けてミスを認めた上で、是正に取り組んでいるものの、未だに解消できない問題があると認めている。特にスマホ対応の決済アプリを用いるドライバーに対して間違って罰金を請求するケースが未だに多いとされている。
ただし、同社によると、これはアプリと市当局のサーバーの接続に問題があることが原因で、スマホでの支払いが記録されるまでにタイムラグがあり、その間に監視員が通った場合、罰金を請求するという事態が発生するという。ただし同社が被害にあったドライバーに配慮した柔軟な対応策を講じていないことも事実で、ドライバーは料金を支払って駐車したことを証明する必要するだけでなく、いったん罰金の支払いを済ませた上でなければ払い戻しを請求できない仕組みになっており、煩瑣な手続きにも不満が強まっている。
それに加えて、Streeteoは離職率が高く、人員が安定しないという悩みも抱えている。同社では3ヶ月以上勤務した人員は定着するが、そこまで漕ぎ着けるのは容易ではなく、3割程度がやめてしまうと認めている。