2018年の経済成長率、1.5%に減速

INSEEは30日、10-12月期のGDP統計修正値を発表した。前の期比の成長率を0.3%と発表、速報の0.2%を上方修正した。2018年通年の経済成長率は1.5%となり、前年の2.3%から成長の勢いは鈍化した。
10-12月期には、船舶や航空機の引き渡しが多く、輸出が前の期比で2.4%増と大きく膨らみ、輸入(1.6%増)を上回る勢いで増加した。経済成長率への貢献度で、外需は0.2ポイント分のプラス貢献となり、経済成長を支えた。半面、個人消費は振るわず、前の期並みに低迷。企業設備投資は0.3%増と増加を続けたものの、前の期の1.7%増から勢いが顕著に鈍った。内需(在庫変動除く)の経済成長率への貢献度は0.1ポイントのプラス成長に留まり、在庫変動は0.1ポイントのマイナス貢献となった。また、個人消費支出は、2018年通年では0.8%増となり、2017年の1.1%増と比べて勢いが鈍った。
「黄色蛍光ベスト」の抗議行動の影響がどの程度になったかはまだわからないが、INSEEは先に、10-12月期のGDP成長率を0.1ポイント押し下げる程度との試算を発表している。影響は小売業で大きく、宿泊・外食産業やレジャー、輸送部門にも影響が及んでいる。他方、「黄色蛍光ベスト」の抗議行動を受けて政府が決めた購買力増強措置は、今後に個人消費支出を押し上げる効果を及ぼすことが見込める。