マルレー下院議員、マクロン大統領を巡る不祥事の疑いを通報

保守野党の共和党に所属のマルレー下院議員は14日付で検察当局に書簡を送り、アルストムのエネルギー事業を米GEが買収した件を巡る疑惑を通報した。マクロン大統領を巡る不祥事の疑いがあると告発した。
マルレー下院議員は、同買収の件を扱う国会調査委の委員長を務めた。その職務の遂行の過程で知り得た情報を、法定の通報義務に従って報告するという建前で、同議員は書簡を当局に送付した。同議員は書簡の中で、まず、アルストム社がかつて行っていた一連の汚職(2014年に米当局との司法取引が成立した件)について、把握した情報を当局に提出した。それとは別に、マクロン大統領がアルストム・GEの件で不正に利益を取得していた疑いについても言及。マクロン大統領は、買収計画が持ち上がった当時に大統領府の経済問題顧問を務めており、次いで経済相に就任して買収案件に許可を与えたが、マルレー議員は、マクロン大統領が計画について早い時点から知らされており、計画の実現に協力した上で、後に大統領選挙キャンペーンの費用の融通を受けた疑いがあると指摘。マクロン大統領は投資銀行の銀行家出身であり、経済相在任中に実現した大手企業絡みの買収案件について、古巣と結託していた疑いもあると匂わせている。