仏政府、長距離在来線への競争導入に着手

仏政府は1月9日、ナント・ボルドーとナント・リヨンの2鉄道路線について、新事業者を決める入札手続きを開始すると発表した。現在は仏国鉄SNCFが運行するアンテルシテ(在来線急行列車)の自由化が始まる。
アンテルシテは国が運営主体となっており、ローカル線(TER)は地域圏が運営主体となっている。実際の運行は、現在はSNCFが行っている。今春に成立した鉄道改革で、補助金を受けている路線については、段階的に自由化され、運行事業者が入札により決められることになっている。
ナント・ボルドー路線は毎日3往復で年間利用者は68万人、ナント・リヨン路線は1日2往復で年間利用者は38万人に上る。SNCFはこれら2路線の運行に係り、国から毎年2500万ユーロの補助金を得ているが、営業損失を補填するには至ってはいない。仮にSNCFが入札に破れたとしても、経済的にはむしろ好都合でもある。
入札の仕様書が決まるのは1年以上先となる。新たに選ばれた事業者による運行開始は2022年の予定。