政府、警察官の不満払拭に向けて賃上げなどで譲歩

警察官労組は12月19日から20日にかけて、賃上げ、残業代の未払い分の支払い、労働条件の改善などに関して政府と合意した。「黄色蛍光ベスト」運動に対する治安維持などで超過勤務が増えたことを背景に、警察官の間で不満が高まっており、抗議行動を開始していた。政府との間で結ばれた合意では、警察官や憲兵隊員の実質月間給与を職階に応じて120-150ユーロ引き上げることや、総額で2億7500万ユーロにまで積み上げられた残業代未払い分の支払い作業に取り組む、などの措置が盛り込まれた。内務省では、勤務時間の見直し及び同一ポストにおける勤務年数の延長など、この合意を警察組織の抜本的改革に向けた叩き台とすることを確認した。
なお、政府は「黄色蛍光ベスト」運動の治安維持に当たった警察官らに300ユーロの特別賞与を支給すると発表していたが、この措置を取り下げる代わりに賃上げに同意した。ただし、200ユーロの特別賞与を技術職などに限って支給する措置は維持した。