仏馬事産業界、2019年は改革元年に

仏馬事産業界にとって2019年は改革元年となる。PMU(馬券販売)が3年間の期間で建て直しに取り組む。
PMUは、全国の競馬主催会社を統括するフランス・ギャロ(駈歩競走)とルトロ(繋駕速歩)の2社が共同出資し、GIEと呼ばれるコンソーシアムの形態を採用している。経営建て直しに向けて起用されたリネットCEOの下で、3年間の新戦略プランが実施される。初年となる2019年には、競馬開催数の絞り込みの影響で減収減益が予定されており、厳しい年になる。PMUの収入は3.5%減少する見込みで、純利益は前年の7億8000万ユーロから7億4700万ユーロに下がる。PMUの利益はフランス・ギャロとルトロを通じて競馬主催会社に分配されるため、収入減に直結する。ルトロは、2018年に720万ユーロの節減を達成したのに続いて、2019年にも500万ユーロの節減を予定。フランス・ギャロは470万ユーロの経費節減を予定する。フランス・ギャロは、パリ近郊メゾンラフィットでの競馬開催を打ち切るなどの措置をあわせて決めている。両社が、会計やマーケティングなどの機能を共同化し、PMUに移転する計画も検討されているが、こちらはまだ足並みが揃っていない。PMUを株式会社に改組する構想については、出資2社が共に難色を示している。1月10日には、主力商品カンテプリュス(5着までの馬番を当てる馬券で、着順の有無など各種ある)のリニューアルが行われ、これが勝負となる。