パリのオークションハウス、2018年はサザビーズがトップ

パリの主要オークションハウスの2018年売得金に関する集計が出揃った。サザビーズは前年比2.2%増の2億5140万ユーロを上げてトップに付けた。前年トップだったクリスティーズは46%減の2億3440万ユーロで2位に後退し、アールキュリアルが2%増の1億9530万ユーロで3位。
サザビーズは100万ユーロを超えるオークションが30件に上り、なかでも清朝時代の花瓶が、パリのオークション市場でアジアの美術品としては過去最大の1620万ユーロ(手数料込み)で落札された。サザビーズでは、2018年には世界67ヵ国からの新規顧客による売得金が全体の30%に達し、パリがオークション市場として魅力があることが確認されたと強調。一方、クリスティーズはジャコメッティの「大きな女」(2500万ユーロ)などの重要コレクションがあった2017年に比べて業績は後退した。しかし、新規顧客の獲得では成果があった外、100万ユーロを超えるオークションは26件を記録した。サザビーズ及びクリスティーズはパリ国際アート見本市(FIAC)などのコンテンポラリー・アートの日程にあわせたオークションの実施で、ともにコンテンポラリー・アートで実績を残した。アールキュリアルは、売得金の27%を車のコレクション、17%を高級品で上げており、サザビーズとクリスティーズの大手に対抗した。同社もコンテンポラリー・アートの売得金を増やした。