シャンパン市場:低価格の商品の需要が低下

仏では12ユーロから20ユーロまでのシャンパンの需要が低下している。2010年から2016年の間に、20ユーロ未満のシャンパンの市場シェアは13ポイント後退し、50%を切った。一方、20ユーロを超えるシャンパンの販売は倍増し、シェアは40%に達している。この20年間で高品質シャンパンを求める消費者の指向が、低価格製品の販売急減の理由として挙げられる。また、ブドウ価格の高騰により、ブドウ栽培者がブドウを大手のメゾンに販売しようとする傾向もみられる。「フランスでは、低価格のシャンパンの需要は低下し、このタイプのシャンパンは外国の製品との競争が激化している」と専門家の1人は指摘する。こうした状況のもとで、収穫の90%近くを国内で販売しているブドウ栽培者らは、競争の最前線に立たされており、商品の差別化を図ることで活路を見いだしている。
質の高いシャンパンの市場シェアは2030年には現在の4倍に拡大し、シャンパン市場で10-12%のシェア(金額ベース)を獲得する見通しで、低価格のシャンパンを整理する必要があることが指摘される。