「黄色蛍光ベスト」の抗議行動、15日にも継続へ

「黄色蛍光ベスト」の抗議行動が12月15日(土)に再び行われる。毎週土曜日の抗議行動がこれで5回目を迎える。
3回目の1日に行われたデモは、シャンゼリゼ地区を中心に大規模な暴動騒ぎに発展し、内外に衝撃を与えた。8日のデモでは、被害の規模はより小さくなったものの、破壊行為などの混乱が再び発生。当局が厳戒態勢で臨んだことから、パリ市内の交通機関の混乱などもあり、市民の生活にも大きな影響が出た。歳末商戦に重なり、流通部門を中心に経済への打撃も広がっている。マクロン大統領は数日前に購買力増強(100億ユーロ規模)を予告し、それ以来で初めての土曜日を迎えることになり、抗議行動の規模がどの程度になるか注目されている。ストラスブールで発生したテロ事件を踏まえて、政府は「責任ある対応」を抗議行動の参加者らに呼びかけており、抗議行動をひとまず中断して協議に応じるよう求めている。こうした呼びかけには、一部の野党や労組(CFDTなど)も同調している。抗議行動の参加者の間では足並みの乱れがあり、中断に応じる穏健派と、抗議行動の継続を主張する主戦派の間の対立が表面化している。「黄色蛍光ベスト」自体がリーダー不在の掴みどころがない運動であり、群をなして集まってくる過激分子の存在もあって、15日にどのような展開となるかは予測を許さない。