ストラスブールの銃撃事件:警察がシェカト容疑者を射殺

ストラスブール市内で12月11日夜に発生した銃撃事件で、警察は13日夜、同市南部のヌードルフ地区で逃亡中のシェリフ・シェカト容疑者(29)を射殺した。同地区には容疑者の住居があり、11日夜に容疑者が最後に姿を見せた場所だった。
当局の発表によると、容疑者は11日夜に街路で警官隊により発見された。呼び止めたところ容疑者が発砲したため、警察官らが射殺した。報道によれば、当局は最初から、容疑者がヌードルフ地区内に潜伏している可能性が濃厚だと判断し、同地区内で徹底的な捜索活動を続けていた。公開捜査で発表された顔写真を見た同地区の住民による通報もあったという。
この事件については、射殺より前に、「イスラム国」が声明を発表し、同容疑者を「イスラム国の兵士」と形容、「イスラム国」の呼びかけによる攻撃であると発表していた。当局はこの声明文の真偽の鑑定を進めている。ともあれ、容疑者がヌードルフ地区から離れることができず、潜伏していたという事実、そして、2日間足らずという短期間で発見されたという事実は、容疑者がさほどの支援を得ておらず、また資金力にも欠けていたことを暗示している。同容疑者には暴力行為や強盗などで数多くの逮捕歴があるが、計画性に欠ける衝動的な犯行に特徴があったといい、今回の攻撃も、周到に準備したものとは考えにくい。今後の捜査では背後関係の洗い出しが焦点になる。