パリ協定の達成割合調査:最高位は今年も出ず

ドイツの環境NGOジャーマンウォッチは12月11日、COP24(国連気候変動枠組条約第24回締約国会議)の枠内で、世界各国の気候変動対策の取り組みを比較したClimate Change Performance Index(CCPI)を発表する。ジャーマンウォッチはCCPIの作成にあたり、NGOのClimate Action Network (CAN)および独研究機関のNewClimate Instituteと協力。パリ協定に署名した197ヵ国のうち56ヵ国について、「温室効果ガス排出量」「再生可能エネルギーの発展」「エネルギー消費量」「気候変動対策」を基準に点数を付け、パリ協定での約束が守られている割合について「とても高い」「高い」「平均的」「低い」「とても低い」とクラス分けしている。その結果、昨年に続いて「とても高い」と分類された国はなく、1-3位は空位とされた。最高位は4位のスウェーデンで、76.28点、「高い」と分類された。このほか、欧州各国で「高い」と分類されたのはリトアニア(6位)、ラトビア(7位)、英国(8位)、スイス(9位)、マルタ(10位)、ノルウェー(12位)、フィンランド(13位)、クロアチア(14位)、デンマーク(15位)、ポルトガル(17位)で、上位を占めた。欧州連合(EU)全体は16位でやはり「高い」と分類された。一方で、フランス(21位)、イタリア(23位)、ドイツ(27位)、オランダ(28位)などは「平均的」にとどまり、スペイン(35位)、ポーランド(41位)などは「低い」、アイルランド(48位)は「とても低い」と分類された。
なお今回のCCPIでは、モロッコ(5位)、インド(11位)といった新興国が再生可能エネルギーにおける取り組みを評価され、上位にランクインしたのが注目される。また中国(33位)も、2014-16年の排出量が横ばいで推移している点などが評価され、はじめて「平均的」と分類された。一方、最低の「とても低い」には、日本(49位)、ロシア(52位)、カナダ(54位)、オーストラリア(55位)、韓国(57位)、米国(59位)、サウジアラビア(60位)といった国が並んでいる。