仏シャネル、ワニなどのエクゾチックレザーの利用停止

米WWD(ウィメンズ・ウェア・デイリー)によると、仏高級ブランドのシャネルは、ワニ、ヘビ、トカゲ、エイなどのエキゾチックレザーの使用を停止することを決めた。シャネルは12月4日のニューヨークのメトロポリタン美術館での「メティエダール」コレクションの開催前に、この決定を明らかにした。この機会にエキゾチックレザーとあわせて毛皮の使用停止も明らかにした。
シャネルは、倫理基準にかなった方法でこれらの素材を入手することが困難になっていることを理由に挙げている。ただし、エキゾチックレザーや毛皮が同社製品にどれくらいを占めるのかなどの情報は公表していない。
なお爬虫類系の皮の使用を取りやめた高級ブランドはこれまでほかにない。アジア諸国ではエキゾチックレザーを使用したブランド品の人気が高いことが一因と考えられるが、動物福祉や製品のトレーサビリティなどに敏感なミレニアル世代の嗜好に合わせて、高級ブランド市場でも倫理基準の重要性が高まっている。こうした状況で、競合の仏ケリングは2013年に、イタリアに素材イノベーションラボを開設して、高級品の基準にあった代替素材の開発に取り組んでいる。