仏映画館業界、健闘する独立系映画館

FNCF(フランス映画館連盟)によると、パテ・ゴーモン、CGRカップシネマ、UGCの映画館運営の大手3社が仏映画館の三分の一を占めるが、入場者数では50%のシェアを占めている。CGRは1年前は業界3位だったが、カップシネマなどの買収を実施したことで2位に躍進した。仏の映画館業界はこうした大手と並んで、独立系の小規模な映画館も健闘している。これは、仏国立映画センター(CNC)が徴収する映画入場税のうち、映画産業振興に当てられている1億5000万ユーロのうち半分が仏映画の制作に、残りの半分が映画流通部門に充当されていることによる。例えば、独立系のUtopiaはトゥールーズ北部に2019年春に、低価格で芸術映画を提供する映画館(3スクリーン、入場者300人)の新設を予定しているが、320万ユーロの投資額のうちCNCからの補助が76万2000ユーロ、県及び地域圏からの補助が64万ユーロに上る。映画館建設予定地もトゥールーズ市が低価格で賃貸しする。1976年創設のUtopiaはアビニヨン、モンペリエなどで6映画館を展開、上映する映画を独自に選択している。