マクロン大統領のテレビインタビュー:トランプ米大統領に反論

マクロン大統領は11月14日夜、トゥーロン港沖に停泊中の空母シャルルドゴールの艦上で、民放テレビ局TF1のインタビューに応じた。大統領はこの機会に、欧州防衛を巡りトランプ米大統領との関係がぎくしゃくしている件で見解を表明。トランプ米大統領は、マクロン大統領がぶち上げた欧州軍の創設構想について、米国を脅威として捉えるものだとツイートで批判。去る11日の第1次世界大戦終戦100周年の記念式典に出席するため訪れたフランスから帰国した直後にも、マクロン大統領の低支持率をからかう内容のツイートを公表して、相変わらずのところを見せていた。マクロン大統領は、同盟国の間では互いを尊重しあうものだとした上で、欧州が防衛において自立性を得ることの重要性を強調。同盟とは服従を意味しないとも述べて、外部に依存しない欧州の自立を確立するため、欧州の軍事産業の振興と欧州軍の創設を並行して進めるというビジョンを再確認した。
大統領はこのほか、国内で燃料価格高騰への不満が噴出している件について、これまでに為政者と国民の間の信頼感の構築を十分に行うことができなかったと述べて、自らに責任の一端があることを認めた。その上で、気候変動対策のための環境課税強化は不可欠の取り組みであることを強調。課税撤廃を求める運動になるのだとすれば、これに、公共サービスの拡充と国の支出増を求めてき左寄りの政党が相乗りするというのは自己矛盾も甚だしいとして、抗議行動が政治的に利用されないようけん制した。