カトリック司教会議、幼児性愛究明の独立委員会を設置

カトリック教会の仏司教会議は7日にルルド市で会合を開き、聖職者による幼児性愛事件への対応について協議した。独立委員会を設置し、1950年以降に発生した未成年者への性的暴行事件について、真相究明を行うと共に、被害者に対しては「金銭的な誠意」を示すことを決めた。
司教会議はこの決定に先立ち、非公開で被害者からの陳情聴取を行った。会議の開催前には、踏み込んだ対応に消極的な空気もあったが、社会的な風当たりが強いこともあり、独立委員会の設立に踏み切った。委員会は、糾弾を受けた聖職者が既に死亡しているケースや、時効が成立しているケースも含めて、被害が報告された案件の調査を行う。また、加害者の追及に留まらず、上層部が当局への通報義務などを果たし、対応が適切であったかも吟味し、これまでに導入された対策の有効性についても評価する。ただ、委員の人選や予算、また、どの程度の調査権が付与されるかなど詳細はまだ明らかにされておらず、被害者団体などは、注視を続けるとコメントしている。
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