プロサッカーの暴露報道:PSGのカタール資金に疑惑の目

去る2日に、プロサッカー関連の秘密文書の分析結果の暴露報道が始まった。仏メディアパルト(ニュース専門サイト)を含む欧州諸国の調査報道機関が協力して、UEFA(欧州サッカー連盟)の内部文書等を元にした分析結果を報道している。
フランスでは特に、大手チームのPSG(パリ・サンジェルマン)に関する報道が注目されている。これによると、UEFAはPSGに対して、カタール観光局(QTA)との間で結んだブランディング契約を2019年6月末の期限切れを以て更新しないよう求めたという。PSGはこの契約により、財政フェアプレー憲章に抵触しない形で多大な資金を確保していた疑いがある。報道によれば、本来は年間300万ユーロ程度に過ぎない役務に、カタール観光局は年間2億1500万ユーロを支払っていたといい、契約を隠れ蓑に過大な資金をPSGに注入していた疑いがある。UEFAは、UEFAは、2017年夏の大型トレード(ネイマール、エムバペの獲得に4億ユーロを超える資金を投入)に関する憲章違反の疑いの審査において、この契約について体裁を取り繕うことに協力的な態度を示したといい、去る5月には和解の基本合意を結んだ。
PSGはいずれにせよ、契約打ち切りにより、2019年のシーズンから、年間予算5億ユーロに対して1億4500万ユーロの財源を確保する必要があり、さらに2017年夏に行ったトレードの費用償却(年間1億6600万ユーロ)も計上する必要もある。フェアプレー憲章が求める収支均衡を達成するには、大物選手をトレードに出して資金を確保する以外の道はないといい、ネイマールかエムバペが移籍するとの観測が各方面で取り沙汰されるに至っている。