ハロウィンの夜に警官襲撃を煽動するメッセージが拡散

10月31日のハロウィンの夜に向けて、暴力や犯罪を煽動するようなメッセージがSNSで拡散している。この件では、グルノーブル在住の学生がツイッター上で警官の「粛清」をあおり、攻撃にあたってのルール(「黒服とマスクに身を包め」「目についたものはすべて燃やしてしまえ」「警察を迫撃砲、花火、爆竹、石で攻撃しろ」など)を記したメッセージを発信。その時点ではそれほど注目を浴びなかったが、27-28日の週末になってこれがツイッターだけでなくほかのSNS上にも急速に拡散した。この学生は、メッセージは映画に想を得た冗談のつもりだったと主張しているが、29日に警察に出頭し、逮捕された。
週末にメッセージが拡散したのは、パリ近郊のエソンヌ県当局が26-27日にかけて、3件のラップ音楽のビデオクリップ撮影に対して、事前の許可申請がなかったことを理由にこれを強制的に取りやめさせたことが切っ掛けになっているとみられる。この直後に、グルノーブルの学生のメッセージをほぼコピーした内容の「コルベイユ・エソンヌでの粛清ルール」と称するメッセージが拡散。28日には自動車3台が放火され、警察に対する投石も発生した。29日にエソンヌ県の治安当局と内務省がこの件を提訴したことで、グルノーブルの学生が逮捕されるに至った。なお、エソンヌ県のビリーシャティオンでは今月、警官が火炎瓶の襲撃を受けて重傷を負う事件が起きており、これに先立ちやはり警官の「粛清」をあおるメッセージがSNSで流されるという前例があった。こうしたことから警察労組では、こうしたメッセージは深刻に捉えるべきものであるとの見解を表明している。