植物性タンパク質への関心高まる

パリで国際食品見本市が開催されているのと並行して、リールで植物性タンパク質の国際会議「プロテイン・サミット」が24日に開幕した。3日間の日程で、世界から400人強が参加する。
植物性タンパク質は、肉類に代わる食料として関心が高まっている。フランスでも、健康志向の高まりと菜食主義の台頭を背景に、関連製品が増加の一途を辿っている。Xerfiの調査によれば、植物性タンパク質を原料に用いた製品は、2009年には1200種だったが、2017年には4400種にまで増加。年間市場規模は2018年に98億ユーロとなる見込みで、年間5.5%の成長を経て、2020年には110億ユーロに達するものと予想されている。
豆を原料とする植物性タンパク質の加工で世界大手となったフランスのロケット(Roquette)社は、15年前にこの事業の将来性に目をつけてブームに乗ることに成功。現在は年間25万トンの処理能力を確保している。他方、仏市場における製品は、ソーセージなど肉類食品の代替製品に留まらず、卵の代替品として大豆やココナツのパウダーを用いたデザートなどに裾野が広がっている。植物性タンパク質の業界団体プロテイン・フランスも結成されており、その働きかけもあり、仏政府も2014-20年の期間を対象にした植物性タンパク質振興プランを策定し、原料自給率の向上などの取り組みを進めている。6月30日までに成果を総括し、プラン修正の可能性を検討することも決まっている。