フランスを狙った中国のスパイ活動、ビジネスSNSが入口に

日刊紙ルフィガロは10月23日付で、中国のスパイが仏政府機関や大手企業への浸透を狙った活動を展開していると報じた。仏情報機関から得た調査結果として報じた。これによると、中国政府が指揮するスパイ集団が、LinkedInなどビジネスSNSを中心にフランスの公務員や従業員などに近づき、篭絡してスパイにするという活動を展開している。具体的には、特に将来有望な人材を出身校や所属などから割り出して、フィッシング詐欺の要領で大量に餌をばらまく形でSNS上にて接触を図るのが第1段階となり、この際には、中国のコンサルティング会社所属などを名乗って接近する。ほめそやしてまずは簡単なレポートを書くよう依頼し、次いで中国のリゾート地に招待して関係を構築するのが第2段階で、ここで有望な者には何らかの方法(ハニートラップ、金銭授受の事実による脅し、その他)で篭絡し、本格的にエージェントとする。学生等には、公務員となって政府機関に潜入するよう後押しする場合もあるという。ルフィガロ紙によれば、こうした手法で中国のスパイと接触を持った人は4000人以上に上り、うち数百人はかなり関係が進んだ状況に至っているという。