フィリップ首相の支持率が改善、マクロン大統領は置き去り

日曜紙JDDが21日付で掲載した世論調査(13日から20日まで1968人を対象に実施)によると、マクロン大統領の支持率は29%、不支持率は70%となり、いずれの数値も前月の前回調査と比べて変化がなかった。他方、フィリップ首相は、支持率が41%、不支持率が55%となり、前者は7ポイント上昇、後者は6ポイント低下した。大統領と首相の支持率の差は12ポイントまで広がり、マクロン政権発足以来で最大となった。
両者の支持率はこれまで連動して推移していたが、ここへ来て乖離が著しくなった。先頃行われた内閣改造は、マクロン大統領の支持率にはまったく影響を及ぼさなかったが、フィリップ首相には追い風になったものと考えられる。フィリップ首相の支持率は、高齢者・年金生活者で9ポイント上昇、また、保守野党の共和党の支持層で6ポイント、社会党の支持層で10ポイントの上昇を記録した。さらに、与党LREMの支持層でも86%の支持率を達成、これはマクロン大統領の支持率を5ポイント上回っている。マクロン大統領の「高慢」なイメージとの対比で、フィリップ首相は、謙遜で誠実な人柄という評価を受けているものと考えられる。マクロン大統領にとっては面白くない数字となった。