安倍首相が訪仏

日本の安倍首相が10月17日にパリを訪問し、マクロン大統領と会談した。 日本は「明治150年」を記念して、フランスでも一連の文化イベントを催し、日本文化の世界への発信に繋げようと努めており、安倍首相の今回の訪仏もこうした政策の一環として行われた。
仏ルフィガロ紙はフランスの現役の大統領が訪日したのは2013年が最後であるのに(マクロン現大統領は来年か再来年に訪日する見通し)、安倍首相は2014年から毎年フランスを訪問していると指摘し、その理由について、「英国は欧州連合(EU)離脱で弱体化し、メルケル独首相は退陣が近づいているので、残るはマクロン大統領のみだ」という日本の外交官の言葉を引用している。
同紙はまた、北朝鮮との関係に対してフランスが日本と同じく慎重な態度を保っていること、トランプ米政権が批判する多角的貿易体制や国際機関・合意を日仏がともに支持していること、インド・太平洋地域での海洋安全保障に関する協力を日仏が強めていること、などを指摘。
その一方で同紙は、安倍首相が訪仏のたびに「普遍的価値の共有」を強調するにもかかわらず、移民の受け入れ制限や、死刑の維持、男女平等、人権擁護などの点で、安倍首相とマクロン大統領はイデオロギー的に真逆だとも強調している。