国民的歌手のシャルル・アズナブールさんが死去

仏歌手のシャルル・アズナブールさんが1日未明に死去した。94才だった。
アズナブールさんは1924年、米国への渡航ビザ発行をパリで待つアルメニア系の両親の下に生まれた。女優だった母親の影響により幼い頃からバイオリンに親しみ、9才でパリ舞台で俳優としてのデビューを飾った。キャバレーや劇場で小銭を稼ぐ10代を過ごし、17才の時にジャズの作曲家ピエール・ロッシュとともにデュオを組んで本格的な音楽家としてのキャリアをスタートした。20代に入ったばかりの頃にエディット・ピアフに見出され、ピアフのツアーに参加、歌手としての知名度を上げていった。1957年には、音楽雑誌「ミュージックホール」で男性シャンソン歌手1位に輝いた。愛をテーマにしたシャンソンで知られ、「ラ・ボエーム」、「世界の果て」などのヒット曲を送り出し、世界で1億枚以上のレコード・CDを売り上げた。俳優としても活躍し、60年代の「ピアニストを撃て」(トリュフォー監督)や「アイドルを探せ」(ボワロン監督)に始まり、生涯で60本以上の映画に出演した。