露天商カンピオン氏、同性愛者差別発言で批判集中

露天商のマルセル・カンピオン氏の差別発言が物議を醸している。カンピオン氏は長らく、パリ・コンコルド広場に設置の観覧車を運営するなど、露天商業界を取り仕切る顔役として幅を利かせている。シャンゼリゼ大通りのクリスマス市の運営を巡りパリ市と対立関係にあるが、そのパリ市のジュリヤール筆頭助役(最近に辞任)について、「同性愛者は倒錯的だ」などと語る動画が報じられた。
カンピオン氏はパリ市のイダルゴ市長(社会党)の反対勢力として2020年のパリ市議会選に立候補する準備を進めており、その一環で支持者を集めた集会(1月27日)の機会に内輪で発言した内容が、日曜紙JDDのサイトを通じて報じられた。カンピオン氏はこの中で、「ペデ(男性同性愛者を指す差別的表現)と言ってはいかんというから同性愛者と言うけれど、ジュリヤールはイダルゴと一緒に、同性愛者をかき集めてきた。今では街は同性愛者が治めている」などと述べて、「同性愛者を悪くいうつもりはないが、彼らは少々倒錯的だ」などと語っていた。
マクロン大統領と大統領のLREM党はこれまで、社会党を分断する目的もあり、カンピオン氏にむしろ協力的だった。例えば、パリ市のクリスマス市からカンピオン氏が締め出された後に、政府は国立美術館であるルーブルを通じて、ルーブルが保有するチュイルリー公園内でこの歳末の出店を認める決定を下していた。ただ、今回の発言を経てさすがに政府もカンピオン氏を担げなくなったようで、ニセン文化相は24日、歳末のチュイルリー公園での出店許可を撤回する可能性を示唆、パリ市議会選への出馬に意欲を見せるグリボー政府報道官も厳しくカンピオン氏を批判するコメントを発表した。