豊胸用シリコンパック事件:PIPのマース社長、有罪判決が確定

豊胸用シリコンパックの粗悪品を販売していたPIP社の事件で、創業者社長のジャンクロード・マース被告人の有罪判決が確定した。最高裁が上告を棄却した。禁固4年の実刑判決が執行の運びとなる。
PIPの事件は2010年に発覚。同社は乾物商だったマース氏が設立し、豊胸用シリコンパックの世界大手となっていたが、検査をかいくぐり規格外の製品を低コストで乱造し、荒稼ぎしていたことが明らかになった。被害者はフランスで3万人、諸外国で数万人に上る。
今回確定した有罪判決は、認証機関TUVの検査に合格するために行っていた一連の不正に関するもので、被告人は詐欺などの罪状で有罪判決を受けた。マース被告人はこれ以外に、過失致死及び傷害と、金銭の詐取等の容疑の2件で、予審(担当予審判事が起訴の是非を決めるために行う裁判上の手続き)の対象となっている。