政府、財政赤字の拡大を予測

政府はこのほど、財政収支の推移に関する予測を修正した。これによると、財政赤字の対GDP比は、2018年に2.6%、2019年に2.8%と推移。春の時点で欧州委員会に提示した数値(2018年に2.3%、2019年に2.4%)と比べて膨張する。経済成長の勢いが鈍化したのが原因で、政府は2018年と2019年の経済成長率をそれぞれ1.7%と予想、従来予測(2.0%と1.9%)を下方修正した。政府はこれについて、財政赤字の対GDP比を3%以内に抑えるという欧州連合(EU)基準は遵守を続けると強調、2019年の財政赤字の膨張については、CICE(競争力・雇用税額控除)を恒常的な社会保険料減額に切り替えることにより生じる一時的な現象だと説明した。政府はそれに関連して、公的支出の抑制目標を緩和し、2019年の支出の実質増加率を0.6%に設定。従来発表の0.4%よりも大きな増額を認めることにした。公的支出の対GDP比は2019年に54.0%(2018年は54.6%)となり、従来目標の53.4%よりも高めで推移する。