医学部改革、進級人数制限の改正が焦点に

政府は18日に医学部改革の方針を公表する。「ニュメリュス・クロジュス」と呼ばれる2年次進級の人数制限の制度改正が焦点となる。
現在、大学2年次進級時には厳しい試験が行われ、7割程度の学生がここで振り落とされる。2年次進級を認められる人数は、毎年政府が政令により決定している。この制度は、学生に過度のストレスを与え、人材の無駄遣いになるとの批判が以前からある。また、進級を狙う生徒が留年し、事あるごとに新入生潰しにいそしむといった歪んだ状況が続いているという。進学できなかった生徒らが、ルーマニアなどEUの諸外国に留学し、医師の資格取得を目指すケースも増えており、制度の改革を求める声が高まっていた。
報道によれば、政府はこの新学年から、一部の医学部で新方式の試験導入に着手する。具体的には、記憶力による知識偏重の試験制度を改めつつ、留年を認めず、1年目ですべてを決める形が試験的に導入されるという。また、他の科学系の学士号の取得者が医学部2年次に編入することや、医学部から他の学部への編入の道筋をつけるといった制度の改正も進められる。将来的には、人数制限を上限ではなく下限とし、各大学にそれよりも多くの医師の養成を決める権限を与え、医療砂漠対策に必要な医師数を確保するという改革も実施される模様。