フランスで出生の子どもの6割が婚外子

9月4日発表のINSEE統計によると、フランスで出生の子どもに占める婚外子の割合は、2017年に60%まで上昇した。この割合は、2007年に初めて50%を超え、それ以来で上昇を続けている。結婚に準じる法的地位を与える契約制度PACSの普及や、結婚する年齢の上昇に伴い、婚外子の割合が上昇している。
欧州連合(EU)全体で見ると、婚外子が占める割合は42.8%とまだ少数派であり、50%を超えるのは、スロベニア、ブルガリア、エストニア、スウェーデン、デンマーク、ポルトガル、オランダとフランスの8ヵ国のみだが、フランスはその中でも最も高い。逆に、クロアチアとキプロスは20%未満、ギリシャは10%未満と特に低い。
フランスでは、若いほど婚外子の出産が多いという傾向がある。母親が25才未満で79.8%と高く、25-39才では57.1%、40才以上では52.8%と順次低くなる。地域差も大きく、特に高いのは海外県で、仏領ギアナとマヨットでは90%台、グアドループ、マルティニーク、レユニオンでは80%台に上る。本土ではブルターニュが69%で最も高く、パリ首都圏では低い(オードセーヌ県で40.4%、パリで47%)。外国人の母親では、アフリカ(北アフリカ除く)、米州、オセアニアの出身者で特に高く、逆に北アフリカの出身者は低い(チュニジアで5%、モロッコで9.4%、アルジェリアで10.4%など)という。