歴史的建造物のための宝くじが発売に

歴史的建造物の保全費用を捻出する目的で、特別のスピードくじ及びロト(番号選択式くじ)が9月3日に発売された。ロトの抽選は「歴史的建造物の日」の前日の14日(金)に行われ、一等の賞金は1300万ユーロ。1口3ユーロで販売される。スピードくじは4-6週間に渡り販売され、最高賞金は150万ユーロ。1口15ユーロで、当選確率は3分の1(最低賞金が15ユーロ)。
今回のくじ販売は、政府の依頼を受けてジャーナリストのステファン・ベルヌ氏がまとめた地方の歴史的建造物の保全キャンペーンの財源とする目的で行われる。キャンペーンでは、全国で保全を必要とする官民保有の269ヵ所の建造物が選定され、設立された基金を通じて、必要な資金が拠出される。くじ販売では1500万ユーロから2000万ユーロの資金が確保される予定だが、269ヵ所の全体で5300万ユーロの資金が必要と見られており、資金確保のめどはまだ立っていない。くじ販売と並行して行われている寄付金集めは今のところ380万ユーロを確保したに過ぎず、目標額には到底及ばない。ベルヌ氏は1日に発表のインタビューの中で、パリのグランパレ改修に4億5000万ユーロが投じられると聞いたが、自らが率いるキャンペーンは資金確保がおぼつかない状態だとし、政府が適切な対応に応じないなら、責任者を辞任すると言明。年末までのでの政府の対応を見て判断を下すと言明した。