ホメオパシーの有効性を巡る議論、提訴に発展

ホメオパシーの有効性を巡る議論の中で、反対派の医師を対象にした制裁委員会の審査がこのほど始まった。ホメオパシー医師組合SNMHFが相次いで提訴を行っている。
ホメオパシーは同種療法などと呼ばれ、フランスでは代替医療手段として伝統的に定着している。その有効性は以前から疑念の対象となっており、去る3月19日には日刊紙ルフィガロ紙上に、従来型の医療に携わる医師ら124人の連名による論壇が掲載された。医師らはこの中で、ホメオパシーの効果を疑問視し、健保払い戻しの方針の見直しを求める主張を展開したが、ホメオパシー医師組合SNMHFはこれについて、医師のフェアプレイの原則を定めた医師会倫理規定に抵触する内容だと主張、署名した医師らを一人ずつ、医師会の制裁委員会(県ごとに設置)に提訴する運動を進めており、それらが審査の段階を迎えている。ホメオパシー反対派の医師らは、利権を守るためにホメオパシーのロビー団体が抵抗を試みているものだと批判している。論争を踏まえて、当局機関のHAS(医療高等機関)は、ホメオパシー医薬品の効力評価と健保払い戻しの妥当性に関する検討に着手、2019年2月に判断を下す予定となっている。