外国人観光客数、今年は9000万人を超える見込み

アトゥー・フランス(フランス観光機関)の集計によると、この夏は外国人観光客のフランス訪問が好調で、通年の外国観光客数は9000万人を超えることが確実になった。前年の8700万人を上回り、初めて9000万人台に到達する。
政府は中期的な目標として、年間1億人の達成を目指している。その達成の鍵となるのが中国人観光客の誘致拡大となる。中国人観光客数は今年に220万-230万人に上る見込みで、このところは年間10%程度と、全体の伸びを3倍ほど上回る勢いで増加している。中国人観光客数は全世界で2017年に1億5000万人に上り、フランスでも誘致の伸び代はかなり大きい。中国人観光客の誘致をにらんで、百貨店大手ギャラリーラファイエットは、中国の団体観光客の専用の店舗をパリ・オスマン通りの旗艦店に併設。また、中国人観光客を狙った襲撃事件への対策として、商店による中国の非接触決済サービス(アリペイ、WeChatペイ、ユニオンペイ)の受け入れも拡大している。中国人観光客は現金を多く持ち歩いていることから犯罪の標的となりやすく、決済手段の利用拡大により、犯罪を抑止する効果が期待できる。