ニセン文化相に新たな建築規制違反の疑い

8月22日付けの週刊紙カナール・アンシェネはニセン文化相に関する新たな建築規制違反疑惑を報道した。同相は2017年5月の入閣以前は夫と共に出版社アクトシュドの経営者を務めていた。入閣後は経営者の職務からは退いているが、文化相としての手腕が疑問視されているうえに、7月にはすでに、アクトシュド社の南仏アルル市にある本社ビルや併設の書店の過去の工事などで建築規制違反があったことを認めていた(違反は2011年に発覚、2017年5月になり夫が事後的に正規化手続を行った)。
カナール・アンシェネが新たに暴露した疑惑は、文化相とその夫がパリ市の第6区に所有するアクトシュド社のオフィスの拡張工事に関するもので、2012年に管轄当局から事前に許可を得ることなく150平方メートル以上の拡張工事を行っていたという。オフィスはサンジェルマンデプレ地区にある18世紀に建設された歴史的建造物の中にあり、本来の面積は320平方メートルだったが、天井の高さが4.6メートルもあることを利用して中2階や階段などを増設することで、床面積を増やしていた。規制によれば、20平方メートル以上の床面積拡張を行う場合、所有者は事前に施工許可を申請する義務がある。さらに歴史的建造物の場合は、特別な事前許可取得も必要。文化相はこの工事の届出に伴う納税も怠っていたという。